チェルシー、イングランド史上最高額の損失を記録

チェルシーは現地時間30日(以下現地時間)、アブラモヴィッチオーナーの就任1シーズンとなった2003-04シーズンに、イングランド史上最高額の損失を出したことを明らかにした。2004年6月30日までの1年間での税引前損失は8800万ポンド(約172億円)で、2002-03シーズンにリーズが記録した4950万ポンド(約97億円)を大幅に超えた。

 ただ、アブラモヴィッチオーナーには莫大な資産があるため、この損失によってチェルシーの経営が危機的状況に陥る心配はない。2003年7月に6000万ポンド(約117億円)でチェルシーを買収したアブラモヴィッチは、それ以降選手獲得に2億ポンド(約390億円)を費やしている。その甲斐あって、今シーズンはジョゼ・モウリーニョ新監督のもと、リーグでは2位以下に勝ち点10差を付け、チャンピオンズリーグFAカップカーリングカップでもいずれも勝ち進んでいる。

 アブラモヴィッチ体制になってからマンチェスターUから引き抜かれたチーフ・エグゼクティヴのピーター・ケニヨンによれば、クラブは現在、オーナーひとりに依存する状態から脱却しようという5年計画を進めている最中だということだ。

 高額なスポンサー契約の取り付けもその一環で、ユニフォームもアンブロとの契約を予定より5年早く、2006年に打ち切り、新たにアディダスと8年間で1億ポンド(約195億円)とも言われる契約を結んだ。また、メインスポンサーであるエミレーツとの契約も来シーズンには終わらせ、より多くの収入を見込める新たなスポンサーとの契約を取り付ける予定だということだ。(ISM)

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負債があってもアブラモビッチが補填してくれる、他から見ればなんて羨ましいチームなんだろうと思うだろうな。ユニフォーム・サプライヤーアディダスに変わるのは初めて知った。この多国籍チームのなかではランパードが一番好き。彼の背番号『8』は輝いて見える。他クラブから沢山オファーが来ているらしいが、このままチェルシーに留まって主将としてチェルシーを引っ張っていってほしい。